サッカーGK6秒ルールと運用について。ビデオ判定導入と関係は?

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2017年5月20日から開幕するサッカーU-20ワールドカップ韓国大会では、ルールの一部が厳しく適用されることになります。その一つにGKの「6秒ルール」があります。まずはGKの6秒ルールをおさらいしましょう。

第12条:ファウルと不正行為 ~間接フリーキック~
ゴールキーパーが自分のペナルティエリア内で、次の4項目の反則のいずれかを犯した場合、間接フリーキックが相手チームに与えられる。

  • 自分のものとしたボールをはなすまでに、手で6秒を超えてコントロールする
  • 自分のものとしたボールを手からはなしたのち、他の競技者が触れる前にそのボールに手で再び触れる
  • 味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされたボールに手または腕で触れる
  • 味方競技者によってスローインされたボールを直接受けて手または腕で触れる

第13条:フリーキックの位置
間接フリーキックは、反則の起きた場所から行う

サッカーGK6秒ルール運用の現状は?

U-20ワールドカップで厳格化されるGK6秒ルールですが、その実運用においては現状審判の判断にゆだねられています。むしろ、GKが6秒ルールの反則を取られることは、非常にめずらしいとさえ言えます。なぜなら、ペナルティエリア内で間接フリーキックを取るということは、非常に高い得点チャンスを与えることになるからです。

一歩間違えば「ゲームを壊す」ことになりかねないので、レフリーとしても出来れば吹きたくない笛の一つだと思います。

サッカーGKはどう対応すべき?

簡単です、6秒以内にボールをはなすだけです。ですが、それにはGKだけでは対応することは出来ません。フィールドプレーヤーもパスコースを作ったり、チーム全体の理解の中でゲームを進めなければなりません。

ボールの出しどころが無くGKが文字通りボールを捨てるようなプレーを繰り返していては、不利になることは明白です。ちなみに、次の動画は背後から忍者のごとくボールを取られて失点するシーンを集めていますが、6秒以内にボールをはなさなければならないからといって不用意に足元にボールを置くことはあまりお勧めできません(笑)

サッカービデオ判定(VAR)との関係は?

サッカーのビデオ判定の現状

サッカー界にもビデオ判定の流れは着実に押し寄せています。これまでは、テニス、アメフト、野球などで導入実績があるため、サッカーでも出来るはずだ!という論調です。

サッカーが唯一他の競技と違うのは、プレーが途切れることが極端に少ないことです。前述のスポーツでは、1プレー、1ショットで完結、流れは途切れます。そして、そのタイミングでビデオ判定しましょう、という運用は理にかなったものとして選手からも受け入れられています。

しかしながら、サッカーにはプレーが途切れる瞬間が少ないので、もしレフリーがファウルを見逃していたとしてすれば、ビデオ判定でプレーを遡ってジャッジするという、なんともわかりにくい流れになってしまいます。

実際に2016年のクラブワールドカップで試験導入されたケースでも選手には同様の混乱が広がってました。

サッカーGK6秒ルールとビデオ判定の関係は?

VARは主審に対して、試合の映像を見ながらファウルの有無を助言するシステムです。GK6秒ルールについても、同様の処置が取られたらどうなるでしょう?いくつか可能性が考えられます。

  1. VARがGK6秒ルールを厳格に判定することによって、いわゆる興醒めが発生する
  2. GKが遅延行為を働かなくなるので、ゲーム進行がスムーズになる
  3. VARの指示に従わないレフリーがでてくるかも
①ですが、前述したように現状、GK6秒ルールはあまり守られていません。ですので、厳格化すると最初は関節フリーキック祭りになってしまい、ゲームが壊れる可能性があります。とはいえ、これはルールなのでGKとチーム全体で対応すべきです。

②1番の効果はこれでしょう。試合終盤になってGKがボールをキャッチしたままグラウンドに転がってるシーンはよく見られる光景です。時間稼ぎを目的としたこの行為ですが、GK6秒ルール厳格化とVARによって撲滅されるはずです。

③最終意思決定者はグラウンドに立ってるレフリーです。VARからの助言に耳をかさないレフリーも出てくるのではないでしょうか。関連してホームタウンディシジョンの問題が今後クローズアップされるかもしれません。VARもグルになってホーム側に味方されたら、正直アウエーチームはしんどい戦いを強いられそうです。

Wrap up! by パッショノン

  • GK6秒ルール厳格化には、GKだけではなくチーム全体で対応が必要
  • ビデオ判定(VAR)はまだまだ始まったばかり、プレイヤーも審判も慣れる必要がある
  • GK6秒ルールとVARが組み合わさることで、GKの遅延行為はほとんど無くなると予想される
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